若い頃、歯列矯正をやったことがあるのですが、途中でやめてしまいました。
20代の頃、噛み合わせが悪かったのですが、歯並びはそれほど悪くなかったので、
食事や会話をする時に気になるな・・
という程度で深刻に悩んでいたほどではない・・
という感じでした。
当時はインターネットなど無い時代で、歯列矯正というものを深く理解することのな
いまま、近くて安くて名医だからと親にすすめられるままに
歯列矯正をはじめたのですが、これが失敗のはじまりでした。
値段が安い→きらきらした金属の矯正器具意外の選択肢の無い病院だったのと、って
いる患者さんのほとんどが子供の患者さんで、そのせいか、歯科衛生士さん、助手さ
ん達にものすごく子供扱いされて嫌な思いばかりすることになりました。
まず、とても時間に厳しい病院だったため、毎回時間に間に合わせるのに必死でし
た。
私も学校で忙しい時期だったので学校から走って息を切らしながら医院にかけこんだ
ことも何度かありました。
医院に通い始めで、歯の手入れがまだ完璧に行き届かず、怠けていた訳ではないの
に、まだ慣れていないだけなのに「なんでこんなに手入れできてないの?」
とキツい口調でいやみを言われたり、ワイヤーが口の中にささって痛みを訴えたら
「大げさに言って!まったく!」
という感じの内容の言葉をキツい口調で言われたり、矯正器具にひっかけるゴムのつ
け方が分らず鏡の前で四苦八苦していると、その様子に手を叩いて笑っていたり、
毎回通うたびにウンザリしていました。
そんな感じでもがんばって通っていました。
すると、かみ合わせは良くなってきたのですが、笑った顔が以前とくらべるとあまり
良くない・・。
がっかりしながらいろいろ考えたのですがこういうことにいきつきました。
私の通っていた医院は、「健康的な歯」に矯正するのが目的で見た目はどうでも良
い、という方針な病院だったようです。(子供の患者さんが多かったというのも納得
です。)
そんな感じでいろいろな理由が積み重なってつらくなり途中でやめてしまいました。
子供の患者が多い病院や、お医者さんや衛生士さんが厳しい雰囲気の病院はおすすめ
しません。
こちらの話しをしっかり聞いてくれて健康的な歯を取り戻すと同時に見た目のことも
相談に乗ってくれて、治療方法も柔軟に対応してくれる病院のほうが大人の治療には
良いと思います。
また、歯列矯正をはじめたいな・・という気持ちはあるのですが、上記のことがトラ
ウマだったり予算がなかったりしていまだに踏み切れないでいます。