最近読んだ本のまとめ (*^_^*)

ヴァンパイア・サマータイム』普通の少年少女が恋をする話。
違うのは少女が吸血鬼なことだけ……。
チートもなければ異能もない、吸血鬼が日常にいるだけの普通の世界で普通に恋をするのがよかったです。
二人が少しずつ「好き」を積み重ねて恋に至るところがいいですね。
ちょっとしたお色気要素を除けば十分一般小説でもやっていけそうな、テーマと文章力でした。

普段ライトノベルを読まない人にもとっつきやすいかもしれません。
煌夜祭』これは再読。
冬至の夜語り手たちが物語を語り合う「煌夜祭」ある島で二人だけの煌夜祭を行う語り手の話。やっぱ面白いな!
と再確認。これでデビュー作とかびっくりですよ。
短編を積み上げて一つの結末を導き出すという構成がとにかく美しい。
あと文庫版書き下ろしの短編に泣きました……

何重の意味で叶わぬ恋でしたが、それでも救いはあったのだと信じたい結末でした。
やっぱりこの人はすごい。
物語を愛しているんですね。本は人生を豊かにするな、とつくづく思います。
ここに書いて誰かが本に興味を持ってくれればいいのですが。

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